きのこ山菜日記

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マツタケモドキ、美味いです

先日仕入れた「マツタケモドキ」、ようやく食べられました。

 

大半は「日替わり限定商品」にて販売しましたが、わずかに残しておいたんです。

 

というのも、この辺では全く採る習慣、食べる習慣の無いきのこなので、

紹介するにも、自ら食べてみなければと。

 

実は十数年前にも一度食べたんですが・・・

もう忘れました(^^)

 

夕方、私が仕事をしていると、妻が、すごい剣幕で怒鳴り込んできました。

 

「これ絶対に松茸だよ!」

 

なにを馬鹿な。

 

これはマツタケモドキっていうんだよ。

見た目からして全然違うでしょ?

お馬鹿さんですね(^^)

 

「だって香りが松茸だもん!」

 

「いやそれ以上だから!ちょっと来て!嗅いでみて!」

 

ど素人さんですか?

困ったものです。

 

むげに反論すれば面倒になりそうなので仕方なくキッチンへ。

わたし忙しいんですが・・・

 

松茸です!!

 

なんだこれは??

 

仕入れた時にも嗅いでみたんです。

 

全然、香りを感じませんでした。

(まあ私そんなに鼻が利くほうでは無いんですが)

 

なので商品説明にも、

 

「松茸の香りはしません」

 

と記載しました。

 

まだ料理する前の段階、

石突きを切り落とし、水洗いした後に乾かしただけ。

 

それで、プンプン香ります。

 

松茸とそっくりそのもの。

 

多分、目隠しされれば、どっちが松茸か分らないと思います。

 

・・・眼から鱗でした。

 

アラフィフでも新たに学ぶ事ってあるんですね(^^)

 

で、うどんにしてくれました。

 

 

小さいのを、ほんの数本でしたが、十分に香りました。

 

これは、「訳あり品」より価値あるのでは?

 

小さいだけあって、全く虫もおらず、断面も綺麗です。

 

本当は、松茸と一緒に焼いて食べて、味や香りの違いを吟味すれば良かったのでしょうが・・・

松茸、すべて出荷済みで比べられませんでした。

 

採る者(Tさん)が言うには、

 

「松茸と一緒にご飯にすると、松茸ご飯より美味しい」

 

そうです。

 

今度チャンスがあれば。

また十年後かもしれません。

 

食感はプリっとして、本しめじ(の小さめツボミ)に近い感じか?

マツタケモドキも小ぶりの物ばかりだったため、そう感じたのか?

 

どちらかと言えば桜しめじのほうが食感は松茸に近いような。

 

桜しめじも、定番の「バター炒め」。

今シーズン2回目です。

 

 

2回目でも息子達、全然飽きませんね。

 

前回の半分の量だったため・・・秒で無くなりました。

 

「訳あり品」にも入れられないような、格好の悪い虫喰いばかりでしたが・・・

 

あら不思議。

ひと口食べれば、もう全く気にならなくなります。

 

美味しいは正義です。

 

「俺は○本しか食べてない!」

 

「いや!□本は食べた!数えた!」

 

もう戦争状態。

 

1人くらい娘が欲しかった・・・。

 

 

コツを妻に聞きました。

 

バターだけだとえらい量を使うため、オリーブオイルも使えば少しヘルシー。

だそうです。

 

オイル、バターをしっかり染みこませ、焦げ目がつくまで炒める。

味付けは塩胡椒。

 

たったそれだけで、なんて濃厚な!

 

馬鹿デカいヒラキとか、ヒョロヒョロとか、明らかに旬を過ぎたヤツとかでしたが無茶苦茶美味かったです。

 

出始めの、茎太めのゴッツいツボミなんか食べたらもっと美味いんでしょうね。

そんなの食べたこと無い。

 

桜しめじ、今年は出たほうですね。

 

いつもはほんの一瞬、2〜3日で終わります。

あとはヒラキとか、旬の過ぎたヤツがたまに採れる程度。

 

今年はもう10日は扱ってるのでは?

 

ただ、平年なら、あみ茸、初茸、ほうき茸なんかと時期が被るため、セットにも入れられるんですが、今年は他のきのこが遅く、なかなかセットを作れません。

 

最後の桜しめじになるか?

 

 

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