きのこ山菜日記

【天然きのこ山菜.com公式blog】天然山菜、松茸、きのこの料理法、レシピ、採取状況、出荷状況など紹介しています。

ハナイグチ、再度始まりました

なんと!

終了したと思われた、ハナイグチが再度、始まりました。

今年、おそらく4回目か5回目のピークです。

平年であれば2〜3回なので、1回ごとの収穫は少なめです。

要は、回数を分けて小出しにしている感じ。

が、今回が(今年の中では)一番多いかも。

7、8本くらい束になって生えてます。

が、一瞬です。

おそらく明日、明後日くらいで終了と思われます。

日替わり限定商品』にて販売しますので、狙っている方、チェックお願いします。

ラストチャンスです。

期待していた、あみ茸ですが・・・

私の知る山は始まりません。

雨も降り、気温も下がり、「遅いあみ茸」が始まる条件は揃いました。

わずかでも出てくれれば・・・と思います。

あと、7日に香茸、入荷しました。

が、これは新しく始まった物では無く、以前から出ていた物で「旬を過ぎた状態」だったため、「訳あり品」でした。

これも数日前に採れれば、良品だったんでしょうけど・・・

香茸も、あみ茸が始まるようであれば、期待できるかもしれません。

あと、新規の「きのこセット」のお客様で、なら茸、ハナイグチを見て、

「傷んでいる!」

「乾燥している!」

「古いきのこではないか!」

とクレームいただきましたが・・・

そういうきのこです。

松茸や本しめじと見比べれば、なら茸、肌質が「乾燥している」ような感じに見えるのかもしれませんが・・・

元々そういうきのこです。

ハナイグチ、乾いた状態で、わずかに採取したものであれば、綺麗ですが、

あみ茸、初茸と一緒で、雨が続くような天候の時にしか出ません。

濡れれば、ヌルヌル、ベタベタ状態になります。

そういうきのこです。

採取の際、籠に入れます。

(私は常に腰に籠を2個つけて山に入ります)

大量に採れば、籠いっぱいになります。

籠の中で、きのこ同士、押し合い、ぶつかり合い、下に置かれたきのこは上のきのこに潰されます。

小さいツボミなら、まだマシですが、傘の開いた物は、押された部分が跡から黒ずんだような外観になります。

その上、上のきのこの「ヌルヌル(液体状)」が下のきのこにかかります。

山で生えている状態であれば、ヌルヌルしているのは傘表面だけで裏側は綺麗ですが、籠に入れることによって、傘の裏面、軸の部分までヌルヌルになります。

他のきのこなら、少し濡れてもすぐ乾きますが、ヌルヌル系のきのこはなかなか乾きませんし、乾いても元の綺麗な状態には戻りません。

が、新鮮な「採れたて」のきのこです。

試しに料理してみてください。

乾いたものと、全く違いが分かりません。

天然物ですので、(栽培品に比べ)見た目はすこぶる悪いです。

鮮度の落ち方、外観の劣化、著しく早いです。

中でも、ハナイグチ、なら茸、特に早いです。

(あと初茸、あみ茸)

が、全く問題無く、食べられます。

特に今年なんか不作で、どのきのこもお待ちのお客様が山ほどいらっしゃいます。

古いきのこをわざわざ入れる理由が・・・思いつきません。

余るきのこが、そもそもありません。

B品や訳あり品は『日替わり限定商品』で販売します。

シーズン終盤の「きのこセット」には、なら茸、ハナイグチ、ほぼ確実に入ります。

ある程度、量の採れるきのこ、これくらいしかありません。

金茸、銀茸、栗茸、杉茸、カノシタ・・・

どれもほんのわずかしか採れません。

本しめじ、クロカワ、まあまあ量は採れますが、単品でご予約のお客様が、山ほどお待ちですので、そちらが優先されます。

それでもハナイグチ、なら茸が無理・・・

というお客様、

おそらく、あみ茸、初茸も、ヌメリイグチも、くぎ茸も無理かと思われます。

入れるきのこが無くなります。

栽培しめじやエリンギが「きのこ」だと思っている方には、「香茸」だってグロテスクに見えるのでしょう。

おそらく天然きのこは向きません。

栽培きのこをお探しください。