きのこ山菜日記

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こしあぶら採取〜木登り編

当店メンバー4人でこしあぶら採取に行ってきました。

 

もう里山は終わり、標高の高い山を残すのみとなりました。

 

私の知る一番遅い山、タイミングが合えば一人20kgは採れる絶好のポイントです。

昨年は5月末頃にちょうど良かったのですが、今年の成長具合は・・・。

 

小さい!

長さ1cm足らずのものがほとんど。

まだ最低でも3〜4日はかかりそう。

 

こちらのポイントはあきらめ標高を下げることに。

と言ってもこの山はここしか知りません。

 

あてずっぽうに入っていきます。

 

密集地帯は無く、ぽつぽつ大きい木があるだけです。

これは・・・木登りになります!

見えますか?

写真真ん中より少し左によく見ると人影が見えます。

 

普段使わない筋肉を使うため、あちこち攣りそうになります。

バランス感覚も重要です。

 

片手で枝を引っ張り片手で採るため、足と体のみでバランスを取らなければなりません。

どちらかに体重をかけすぎるとすぐにバランスが崩れ・・・真っ逆さまに落ちかねません。

緊張感と筋肉のこわばりで体じゅうが痛くなってきます。

 

こしあぶらの木は下のほうには殆ど枝が無いため、そこまでよじ登るのがエライ大変です。

こちらは2本の木を使います。

手で摑まる木と足場にする木。

 

もちろん落ちたら大怪我します。

 

私の師匠カズさん、もう60歳近いのに次から次とスルスル登っていきます。

私は・・・何本か登って諦めました(情けない)。

やる気はあるつもりなんですが体が全く言うことを聞きません(T_T)

 

大きい木は日当たりが良い分、芽も成長しています。

大木を諦め低い木を探しますが・・・ちょうど良いものはほとんどありません。

山の中を100m歩いては1本、また100m歩いては1、2本・・・これでは手間になりません。

 

高山のたらの芽

赤いです。

これはまだ全然ましなほうで、さらに赤黒く、棘が激しいものがほとんどです。

 

山うども出てました。

 

こんなに大変なのに、なぜかこしあぶら採取が私的には一番おもしろいです。

他の山菜には無いスリルが味わえるからでしょうか?

たらの芽も面白いのですが、最盛期には山に行く暇がありません。

運良く行けたところで先に採られている場合がほとんどなので・・・。

 

今日の収穫は・・・たった2kg。

(師匠カズさんは私の数倍は採りました)

おまけに全身が筋肉痛まちがいなし。

次回に期待!