きのこ山菜日記

【天然きのこ山菜.com公式blog】天然山菜、松茸、きのこの料理法、レシピ、採取状況、出荷状況など紹介しています。

最後のキノコ狩り

ご予約受付は終了しましたが、まだきのこ食べ足りないので、あまり期待もせず、山へ行ってきました。

先週、銀茸の小粒の物を発見したので、そろそろ成長したか?

が、あれから1週間以上経ってるため期待できません。

まず、むき茸。

先週来たときは小さいものがビッシリでしたが・・・

ほとんど採られたよう。

残ってたのはこれだけ。

同じ木の端からヌメリスギタケが出てました。

これも「共生」?

えのき茸。

3株ほど。

こちらは小さい株がまだあちこち見えるため、数日後に来ればまた採れそう。

キナメツムタケ。

旬を過ぎ、大きく開いた虫食いがほとんど。

ツボミはこれだけ。

まあ、自分で食べる分なので虫食いも採取。

銀茸は・・・無し。

毎年この山で採ってるんですが・・・。

1本も採れないのは初めてです。

誰かが先に採ったのかもしれませんが。

紫しめじも1本も無し。

栗茸。

少々ヒラキ気味。

確実に虫食い。

まあ栗茸は小粒の株でもまず虫が入りますのでもちろん採取。

チャナメツムタケ。

これも旬を過ぎた感じ。

時期外れに来たため仕方ありません。

平年なら数十本採れますが、今回はこれだけ。

合わせて1�s程度。

5人できのこ鍋にはちょうど良い量。

それだけ採れるんならセット送って、と思われるかもしれません。

ご安心ください。

お客様に出荷できるような立派なものは半分もありません。

「こんなの食べれるの?」

というようなスカスカの虫食いがほとんど。

最後にもう1回、山のきのこが食べたかったんです。

これに「なら茸」が入れば最高だったのですが・・・。

終わってみれば大不作の年でした。

夏のチチタケ始め、初茸、あみ茸もダメ。

松茸、本しめじ、舞茸も不作。

香茸、クロカワなんて平年の5分の一も出なかったのでは?

ここまで来ると不作を通り越し「凶作」と言えます。

予想通り、最後の銀茸、なら茸もダメ。

せっかくご予約いただいたのにお届けできなかったお客様がかなりいらっしゃいます。

ご期待にお応えできず誠に申し訳ありません。

心よりお詫び申し上げます。

先にご予約をいただく形になりますので、どうしてもこういう事態は避けられません。

これでも平年に比べ、かなりご予約数を絞っていましたが・・・

予想をはるかに上回る不作でした。

豊作だったのはアカヤマドリ、たまご茸くらいでは?

が、そもそもアカヤマドリ、たまご茸は夏のきのこ(8月のきのこ)で、9月にこれらが大量に出た時点で、秋のきのこは不作ということを暗示していたのでしょう。

希少なきのこのため、ごく限られた方にしかお届けできないアカヤマドリ、たまご茸を、まあまあ出荷できたことは良かったのですが・・・。

来年は今年よりは出てくれることと期待します。

※「塩蔵きのこ」ご予約受付開始しました。

不作のため、品数も本数も少なく、すぐに完売が予想されます。

お早めのご予約をお勧めいたします。