きのこ山菜日記

【天然きのこ山菜.com公式blog】天然山菜、松茸、きのこの料理法、レシピ、採取状況、出荷状況など紹介しています。

岳のたらっぽ

ようやくたらの芽のご予約9割方、出荷できたので、ちょっとは空き時間ができました。

さっそくブログ更新。

 

早い山、中盤の山、ほぼ終了です。

あとは高山を残すのみ。

 

さて、高山というか標高の高い場所で採れるたらの芽、通常の物と異なり、トゲが激しかったり、色味が赤かったり黒かったりと、数種類が存在します。

 

中でも、この辺で、

「岳(だけ)のたらっぽ」と呼ばれるたらの芽を紹介。

 

まず、見てください。

これが、「岳のたらっぽ」

 

 

どうです?美しいでしょう?

 

この色味に・・・ワタシ魅了されてます。

 

まあ、たったそれだけの記事なんですが・・・

 

あまり違いがわからない?

 

ではアップにしましょう。

 

 

どうです?

おわかりですよね?

 

ムチャクチャ綺麗じゃないですか?

 

神秘的な色合い、

赤紫?に黒が混じったような・・・

 

赤乳茸の傘の色に近いワイン色?

 

白も入ってますね。

それと緑とのグラデーション・・・

 

美しいっ!!(^^)

 

残念ながらワタシだけかもしれません。

 

比較してみますか。

 

これが里山のたらの芽。

 

 

なんて言えばいいか、腕というか足の部分。

 

まるでストッキングを穿いた女性の足のように魅力的ですよね。

 

わからない?

よ〜く見てください!

そのうちそう見えてくるから!

 

決していやらしいオジサンではないです。

例えです。

 

岳のたらっぽ、この時期に一瞬だけ垣間見るのが毎年楽しみなんです。

 

ただ、欠点があって、

 

採ったばかりは綺麗なんですが、みるみる劣化します。

 

お届けに最低一晩かかるため、到着する頃にはもっと黒ずんだような色味になります。

 

たまに、よく知らないお客様から、腐ったタラノメが届いた!とか来るんですが・・・

こういう色味のたらの芽です。

 

晴れた日、暑い日に採った物は、どうしてもヨレヨレになりますので、黒っぽい色味と相まって余計にそのように見えるかもしれません。

 

高山ですので結構遠くまで車を走らせなければならず、毎日は採れません。

 

採れる山も限られます。

 

行ったはいいが、まだ小さくて採れず、タダ戻り、というのもあります。

(もしくは大きくなり過ぎていてタダ戻りとか)

 

ですので・・・結構大変なんです。

岳のたらっぽ採取は。

 

ガソリンも高いですし・・・

 

で、肝心の味は?

 

ごめんなさい、わかりません。

 

毎年たらの芽の最盛期はシーズン中でも最も忙しく、夜明けから夜中まで暇無しのため・・・

天麩羅を揚げる元気がありません。

 

こしあぶらも終わりかけの頃、最後のチャンスに、ようやく思い出し、冷蔵庫にある山菜を片っ端から揚げていく感じ。

 

もう青いのだか赤いのだか黒いのだか、たらっぽなのか、こしあぶらか山うど、ハリギリなのかさえ・・・わかりません。

 

で、ああ今年も山菜の天麩羅を食べられたね♡

 

と言う感じです・・・

 

なんか自分たちが哀れになってきました。

 

 

と、泣いても笑っても、あと数日で終了です。

 

毎年、終了後に「欲しい」という方いらっしゃいますので、お早めのご予約をお勧めいたします。

 

今なら「岳のたらっぽ」も入りますよ〜、のアナウンスでした。

 

 

 

#### 収穫状況、出荷状況 ####

 

 

・こごみ、葉わさび、終了です。

 

こしあぶら

 

こちらも里山は、ほぼ終了。

あとは遠くの高山のみ、採れる日は限られるため、到着日指定とかまず無理です。

採れた日にしか出荷できません。

 

 

はりぎり

 

これも里山ほぼ終了。

はりぎり、わざわざ高山まで行って採取しません。

たらの芽、こしあぶらを採る際に生えてれば、ついでに数本採る程度。

セットに入れる程度となります。

 

 

あいこ

 

今が最盛期、すぐに終了です。

 

 

・ぼんな

 

苦戦してます。

私、太くて立派なぼんなが大量に採れる山を知ってたのですが、昨年くらいから全く良いものが採れなくなってしまいました。

 

やはり毎年採っていると生えなくなるようです。

 

今年は他のメンバーも口をそろえて同じ事を言います。

で、・・・これは厳しいなと。

 

細いものなら採れるんですが、プライドが・・・

 

もう少々お待ちください。

 

 

しどけ

 

最盛期です。

おそらくすぐに終了です。

 

遅い山は、残念ながら採る者がおりません。

稀に、当てにしていなかった者が採ってくる年もありますが・・・

当てにできません。

 

 

山うど

 

小さいのが見えてきました。

が、まだまだ最盛期までには数日かかりそう。

 

 

姫竹

 

早ければ中旬くらいから始まるかもしれません。

 

 

わらび

 

早ければ中〜下旬頃からか。

 

 

今年は変な年で、シーズン序盤までは大幅に遅れていました。

 

ふきのとう始まったのが3月20日過ぎなので、かなり平年より遅いです。

 

が、行者にんにく、かなり遅れるかと思えば、4月上旬からなので、まあ平年並み。

 

ここからです。

一気に季節が半月か1ヶ月進んだ感じ?

 

一瞬で(行者にんにく)伸びました。

最後のほう、ようやく出荷しました。

 

かたくり、一瞬で終了、

 

すぐにたらの芽が始まります。

これが4月20日頃?

 

通常なら小さいのから始まり、日に日に長めのものの割合が増えてきて、5月5日くらいから長いほうがメジャーになるのですが・・・

 

今年は最初から長いたらの芽(サイズLL)が、割合で半分以上は採れていました。

 

皆、油断していたのでしょう。

今年はまだまだ始まらないと。

 

いざ山行ってみたら、えっ?こんなに伸びてるの?

 

という状態だったそうです。

 

木から生える山菜が特に早かった気がします。

 

地面から生える、こごみ、あいこなんかはそこまで早くなかったような。

 

ですので山菜セットに苦労しました。

 

種類が無いため日に数件ずつしか出せない日が続き、気が遠くなりました。

 

寒くなったり暑くなったり、雪が積もったり、大風が吹いたり・・・

毎日毎日、目まぐるしく天気が変わりました。

 

で、ちょうどゴールデンウィークと重なり、出荷したいが出せない、というのが続出・・・

 

銀行入金、カード手続きしてくれない方になんども催促、

 

あぁ眼がまわる・・・

 

ようやくなんとか9割方、出荷できました。

 

あとはシーズン後半の山菜と、高山のたらの芽、こしあぶらをチョコチョコ。

と、セットですね。

 

後半の山菜、なかなか揃っては採れません。

そのため、セットは非常に難しくなりますので、あと数日で受付終了します。

 

たらの芽、こしあぶらが(揃って)採れた日くらいしか、出せません。

 

たらの芽とこしあぶらも、同じ山では採れません。

たらの芽が丁度良い大きさだと、こしあぶらは小さ過ぎます。

こしあぶら丁度いい大きさだと、たらの芽は伸び過ぎてます。

 

なので、別々に採取しなければなりません。

 

どうです?

難しいでしょう?

 

これ以降のセットの出荷は、ある意味、奇跡です。

 

たまたま運良く、あらゆる条件が揃わなければ、同時に種類が集まりません。

 

ですので、後半の山菜は、基本単品ごとのお届けとお考えください。

 

運良く同時採取できた場合に限り、同梱します。

(代引きに限る)

 

銀行振込、カード決済は「事前に」代金確定しなければならないため・・・

ちょっと無理です。

予知能力とかありません。

 

あと、塩蔵山菜ですが・・・、

昔はご予約受け付けていたのですが、ここ数年、体力的にもう終盤になるとグッタリで・・・

最後の一踏ん張りが効きません。

 

まだ元気が残っていれば、受け付けるかもしれません。

 

申し訳ありませんが保留、ということで。

 

やるとしても、

 

・わらび

・山うど

・山ふき

 

くらいかな?

 

では、シーズン後半もどうぞよろしくお願いいたします。