今が旬のみず、採ってきました。
暇そうにしていた次男(中2)も強制的に同行させます。
毎年、1カ所の沢で採取していましたが、今年はその沢に通じる道路が通行止めで入れません。
(土砂崩れで道路崩壊)
新たに良い沢を探さなければなりませんでした。
みずはですね〜、あると言えばどこにでもあるのですが、太くて立派なみず、となると・・・
なかなかありません。
アクセスの容易な沢ですと、やはり皆が採るため、細い物しかありません。
となると、沢をかなり奥深くまで登って行かざるを得ません。
沢なので迷う心配は無いのですが、熊との遭遇が心配になります。
熊も臆病な生き物なので、鈴の音、ラジオの音が聞こえれば、だいたいは自分から逃げてくれるのですが、沢の流れる音で鈴やラジオがかき消されます。
バッタリ遭遇したときはもう目の前!
熊もびっくりして出会い頭に一発引っ掻きます。
こちらも山菜に夢中になっているので全く気づけません。
沢の音で、熊の気配や足音も聞こえません。
これが子連れの熊なら一発で済みません。
徹底してやられます。
みずの生える沢、だいたいV字状になっており、両脇とも泥でズルズル滑ります。
よって、逃げ場がありません。
なので冷静に考えると、すごく怖いです。
が、怖がってると採れないため、できるだけ意識をみずに集中します。
で、怖いのを忘れます(^^)
まあ、なんの解決にもなっていません。
本当は、熊が行動するといわれる時間帯、早朝とか夕方を避けるのがいいです。
日中ですと、30℃近くになりますが、朝方なら12〜13℃くらい。
ただ、みずというのは非常に柔らかいといいますか、暑いとすぐに「ヨレヨレ」になります。
これは「ふき」ですが、日中はこんな感じ。
採取する前から、すでにうなだれています。
わらびもうども、あいこ、ぼんな・・・、みんな日中はこうなります。
ヨレヨレのみずをお送りして、
「これは採れたてではない!」
「数日前に採った古いみずだ!」
とお叱りを受けたことがあるため、朝採ることにしています。
かごいっぱいに採るためには1〜2時間かかります。
選んで採るためです。
たとえ朝に採っても、かごに入って振り回されているうちに、やはりヨレヨレになります。
(足場の悪い沢を歩くため、よろけたり転んだり、倒木の下をドエライ体勢でくぐり抜けたりします)
ですので・・・ある程度は目をつぶっていただけると助かります。
次男坊は柔道をやっていて、普段は態度がでかいし大層なビックマウスですが、実はとても怖がり屋さんです。
毛虫を見たり、「あいこ」の葉に引っかかれるたびに大声でギャアギャアわめきます。
10秒おきくらいで大声でわめくため、たぶん熊の心配はありません。
「蜂に刺されたああ!!!」
あいこです。
「はンっ!!毛虫!毛虫イ!!」
どこのお嬢様でしょうか・・・
我が子ながら情けなくなります(^^)
まあ本人なりに、頑張って採っているようです。
みず、10本〜20本が束になって生えます。
この中から、極太の物のみ採取し、細い物は絶対に採りません。
素人は片っ端から全部刈り取ります。
そうすると、次の年から生えません。
そのため沢の入り口周辺は良いみず、ほとんどありません。
斜面の上の方、太いみず見えますが・・・
あと10センチ、届きません。
斜面を登りたいのですが、濡れた泥でズルズル滑ります。
足場があれば採れますが、足場周辺にもみずの群落があります。
無理に登ると、滑って足下のみずが駄目になります。
なので、無理しては採りません。
今日は連れがいたため、かなり奥の方まで入りました。
奥まで行けば行くほど太いみずの宝庫です。
6月いっぱいは採れるかな。
が、これ以上奥には怖くて進みたくありません。
帰り際、どでかい熊の糞も見たため・・・。
みず、姫竹、わらび、山ふき、
来週いっぱいくらいで締め切りの予定です。
お早めのご予約をお勧めいたします。