きのこ山菜日記

【天然きのこ山菜.com公式blog】天然山菜、松茸、きのこの料理法、レシピ、採取状況、出荷状況など紹介しています。

秋のきのこはまだか・・・

ちたけ(チチタケ)はじめ、夏のきのこは不作でした・・・。

予想通りとも言えますが、天候不順の影響でしょう。

7月が寒すぎました。

8月途中から暑い日がしばらく続きましたが手遅れでした。

こういう年は秋のきのこが始まるまでしばらくブランクがあります。

数日おきに山に行きますが・・・何にもありません!

毒キノコすらたいして見当たりません。

これではいつもの山は無理と諦め、高山へ出かけてみました。

昨年、ヤマイグチ、ハンノキイグチを採った山です。

期待もせずに行きましたが・・・出てました。

ヤマイグチ。

少々デカいですが・・・せっかくなので採りましょう。

こんなに大きいのが残ってるということは・・・採る人がいないからです。

つまり人気がないんですね。

私も昨年初めて知りました。

当店の「ヤマの先生」達も誰も知りませんでした。

当たり前です。

食べる習慣、採る習慣が無いきのこだからです。

図鑑で調べ、ネットで調べ、最後は人に聞き、「食べられる」と判定しました。

それでもなんとなく気味が悪い。

家族には食べさせず、私ひとりで「毒見」しました。

昨年一度食べただけなので、味は忘れました。

(おそるおそるなので味に集中できません)

今回は安心して食べられそうです。

こちらは若く小さいもの。

これならまだ食べてみる気になります。

ハンノキイグチも少々。

昨年は大量に採れましたが、今年は20〜30本程度。

小型〜中型でおそらくハナイグチ、アミタケのような味では?と予想され・・・、

どちらかと言えば、こちらに期待してましたが残念。

オニイグチ(orオニイグチモドキ?)

見るからに毒々しい感じですが食べられるそうです。

かなり勇気がいりそうですが・・・(^^)

これが4本。

どれも虫もほとんどなく良い状態。

面倒なので全部茹でて醤油でいただきました。

期待していたハンノキイグチ。

・・・可もなく不可もなく、という感じ。

アミタケにもハナイグチにも似てません。

以外と美味しいのがヤマイグチ。

大型なのでなんとなく食欲はそそりませんが、食感がとてもよろしい。

ペロッと食べてしまいました。

もっと採れば良かった・・・。

オニイグチはおそるおそる食べたので・・・ごめんなさい覚えてません。

万が一、ということがありますので、販売の予定はありません。

来年も食べてみて問題無ければ・・・問い合わせが多ければ考えます。

※あまり詳しくない方、知らないキノコを軽はずみに食べないでくださいね。

まず、図鑑やネットであらゆる画像(少なくとも数十点)は確認してください。

あらゆる角度、あらゆる大きさ、状態の写真を見てください。

もし似たような毒きのこが存在する場合。

絶対食べないでください。

そのうえで、詳しい人に見てもらってから。

あくまで自己責任で。

間違っても人にあげたりしないように・・・。

「縦にさければ大丈夫」

「虫が入っていれば大丈夫」

「熱を通せば大丈夫」

...etc

全て迷信です!

当店にもシーズンになると、しょっちゅう聞きに来ます。

1日に数回来る方も・・・。

「これは食べれるの?」

だいたいは名前すらわからない薄気味悪いきのこです・・・。

ウチはきのこ博士ではありませんので・・・困ってしまいます。

この辺で昔から食べられている「美味しい」「人気のある」きのこの判別は自信がありますが、他のワケわからんきのこに関しては詳しくありません。

もし仮に毒が無いとても、美味しくないから採る習慣、食べる習慣が無いわけで・・・。

有名な(名前のある)きのこを採りましょう。

p.s.

昨日、ヌメリイグチ2kg採れました。

ちなみにこちらは美味しいきのこです。

プラス「赤初茸」が2本!

まあ早生のものでしょうが、そろそろ!ということです。