昨日採れた「なら茸」、味噌汁でいただきまいた。
大根の葉と豆腐が入ります。
味噌汁にするなら一番美味しいきのこです。
この辺では「かっくい」「さもだし」と呼びます。
その食感からでしょう。「ぼりぼり」「ぼり」とも呼ばれ、東北ではメジャーなきのこです。
見た目が良くないため(茶色で弱々しい感じ、特に雨に濡れると黒っぽく、腐っているように見えます)価格は安いのですが、良い出汁が出て汁物、鍋物に最適です。
薄くて軽いきのこなので、同じ200gでも本数にすればかなりの量となります。
大量に出るきのこですが、地元では人気があり競争率が激しく、皆さん塩蔵にして
1年中食べます。
あみ茸も同じ感じです。
松茸や本しめじはウチに持ってきますが、「かっくい」「あみっこ」はなかなか持ってきてくれません。
両茸とも、日持ちがしないため、塩蔵のほうが主流かもしれません。
が、塩蔵ですと出汁も出ないので、やはり生で食べたいです。
この辺で「カックイ」と呼ばれるもの3〜4種類あり、明らかに形も色も違います。
学術的に言うともしかすると別種かもしれませんが、この辺ではどれも「かっくい」です(笑)。
10月ころに出る、もっと大型のがっしりしたものは「オニナラタケ」というそうです。
(図鑑で調べました)
他に、10月終わり頃出るもので、もっと黄色っぽいものがありますが、図鑑には載ってませんでした。
「食べ過ぎると中毒」とありました。
昔から食べられている茸ですし、特に私は大好物なので毎日お代わりして食べてますが、あたったことはありません。
美味しそうに見えませんが、とても美味しいきのこです。
これからの茸ですので是非お試し下さい。